1、インドで最も多くの...

2、このイネの空白部で栽培されて...

3、数あるミレットのうち...

4、そこから商品価値も小さい・・・

5、作物体レベルでの...

6、耕土が十分に細かく、...

7、デカンのミレット農耕における...

8、さらにデカンのミレット農耕の...

9、中耕除草作業のあとに...

10、［土地利用−農耕システム］における第２の...

11、［土地利用−農耕システム］における第３の...

12、デカンのミレット農耕の...

13、問題は、その犁による...

14、では、マリの犁が導入されている...

15、乾燥地帯での深耕反転は...

16、この近代化による犁の導入は...

17、そうした反転深耕による...

18、結論

　問題は、その犁による農耕法である。そこで使用されている犁を示すと、図のような鉄製犁である。これで種まき前の整地から中耕除草までの作業をおこなう。この犁の大きな特徴は、右側に土を深く掘り返すための湾曲した鉄板、つまり撥土板をもつことである。それは、耕土を深耕して右側に反転させていくための犁なのである。２頭の牡牛にこれをひかせると、右側に抵抗がかかり犁は右側に大きくそれていく。それを修正してまっすぐに犁耕していくために前方に車輪がとりつけられている。この犁を使うときには、マリでは、牛の前について牛を導く「はなづなとり」、牛を追う「おいて」、そして２本のハンドルをもって犁をあやつる「すきもち」の３人もの人が犁と牛をめぐって働く。デカンならこんなことは必要なく、一人の「すきもち」だけで十分だ。