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第三回 「インド・デカンと西アフリカのミレット農耕−相互技術交流をめざして」 | |||
Contents
1、インドで最も多くの...
5、作物体レベルでの...
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作物体レベルでの[土地利用−農耕システム]の分布は、作物の栽培技術の分析である。それは、整地から始まって収穫・調製にまで至る一連の農作業の連鎖である。デカンのミレット農耕における整地作業は、インド犁(すき)を2頭の牡牛にひかせてなされる。その特色は、きわめて周到なことである。デカンでは雨季になると、ほぼ1週間に1回の割合で降水があり、その降水の直後に犁耕がなされていく。その回数は6回にも及ぶ。耕土は細かく砕かれて雨水を保水するだけでなく、たび重なる
犁耕によって雑草の根茎をとりのぞいていく。
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