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第二十回 「環境保全と環境破壊−寡欲と強欲の系譜」 | |||
Contents 土地との付合い方 5 ブラジル東北部のサトウキビ地帯 林との付合い方 動物との付合い方 生態破壊の業 |
5 ブラジル東北部のサトウキビ地帯 ブラジルのバイア州からナタル州まで日本の本州ほどの面積がサトウキビ園である。労働者はかつての黒人奴隷の子孫達で、その生活はロビンソン・クル−ソ−がアフリカへ黒人を買いに行った頃と同じだろう。早朝、バスが労働者団地の小屋から彼らを拾い集め、広大なサトウキビ園地の中にパラパラと落としていく。夕暮れ、同じバスが彼らを拾 いぶん集めて小屋へ戻す。大地主は壮大な邸宅に住む。植民地支配の精神は健在である。写真はブラジルペルナンブコ州、サトウキビでアルコールを作る工場である。 |