東南アジア島嶼部の生態資源(2008)
概要
この共同研究は、東南アジア島嶼部における地域住民による生態資源の生産・流通・利用の実態を明らかにし、持続的な生態資源の管理の方法について検討することをめざしました。フィリピン東ネグロス州、インドネシア南スラウェシ州、インドネシア東カリマンタン州をそれぞれフィールドにして調査してきた3名が取り組みました。3名は今回、この三地域を訪れ、山間地域における農産物資源、森林地域における木材資源、沿岸地域における水産資源という各々の関心から調査と視察を行いました。2009年4月30日にインドネシアのマカッサルにあるハサヌディン大学において研究報告会を企画・開催し、現地の若手研究者や学生と議論を行いました。
研究報告会
研究報告書
目次 はじめに ・生態資源からみた日本と東南アジアの関係、研究の目的と方法 ・東南アジア島嶼部というところ ・調査地の概要 個人報告 ・加川真美 東南アジア島嶼部で農業資源を生む人々の現在 -フィリピンとインドネシアの3つの事例から- ・鈴木遥 木材小売店と小規模製材所における木材資源の販売・生産の現状 ・古川文美子 東南アジア島嶼沿岸地域の持続的なマングローブ資源管理を目指して -インドネシア スラウェシ島・カリマンタン島とフィリピン ネグロス島の事例から- おわりに 随想 ・写真館 ・エッセイ 加川真美 鶴見良行と大地の声 鈴木遥 ハロハロとエス・ブア 古川文美子 悩みの種 ・研究報告会の概要 ・研究報告会ポスター |