プログラム概要
文理が融合した実務志向の教育研究
ロンドン大学東洋アフリカ研究科(SOAS)は、大英帝国が覇権国家として植民地統治を行った時代からアジア・アフリカ全域に関わる多分野の教育研究の実績をあげてきた世界最大規模の研究拠点である。SOASでは、地域に関わる学術研究と政策科学を融合させる手法を研究する。
タミルナードゥ農業大学(TNAU)とは、これまで主に地域実務家を育成するプロジェクトで協業してきた。本事業ではさらに双方向の若手研究者育成(TNAUで申請機関の若手が学び、申請機関でTNAUの若手が学ぶ)を進める。
実務志向の教育研究を推進するために、ザンビア大学との関係も強化する。同機関は、英国の応用人類学を実施するための拠点として設立されたローズ・リヴィングストン社会調査研究所を前身とする。ザンビア大学との共同研究では、上のインドでの事例と比較しつつ、双方向の若手研究者育成を進めるにあたってのアフリカ的展開の特徴を探る。