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第十四回 「臨地研究の魅力」 | |||
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6.仮説を検証するためにデータをとる 休閑地に放牧される水牛はイネ科(チガヤを含む)を選択的に食べるが、ミュネレは食べない。このため、休閑地では、チガヤとミュネレの種間競争において、ミュネレが圧倒的に有利になる。さて、ミュネレはなぜ強害雑草ではないのだろう。一つは地下茎が発達しないためであり、一つは選択性除草剤が効くからである。イネやトウモロコシを植えている所へは、イネ科を枯らさない除草剤(選択性除草剤)を撒かなければならない。チガヤはイネと同じくイネ科なので選択性除草剤は効かない。そこで前もってミュネレを優占させておけば、作付け時にこれを排除するのは容易である。 |