アジア・アフリカ地域研究情報マガジン:写真館バックナンバー

メールマガジンバックナンバー第80号

■■■■■ February 2010 第80号 <改革プロ・メルマガ第15号>■■■■■
アジア・アフリカ地域研究情報マガジン
Integrated Area Studies INFOrmation Magazine(IAS-INFOM)
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/index.html
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___________今月号の目次_________________

□「ジャカルタの電車」......................フィールド便り
□「ヒョウタン」..........................メルマガ写真館II
□大学院教育改革支援プログラム情報
........................カメルーンFSC、院生発案共同研究
□お知らせ....................................退職記念講義
□GCOE情報....次世代イニシアティブ成果報告、研究会情報など
□セミナー情報
□編集子より
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■フィールド便り 第15便
~みる・きく・ふれる:アジアとアフリカのフィールドから~
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「ジャカルタの電車」................島上宗子

調査先や旅先で、時間と気持ちに余裕があるときは、公共交通
機関を使うようにしています。思わぬ発見が楽しいからでもあ
りますが、「庶民の足」を利用できるようになると、ようやく
その街で一人前になれたように感じるのです。

ジャカルタではときどき電車を利用します。各駅停車のエコノ
ミーの場合、ドアもとりはずされていて、混みあった車内を、
物売り、物乞い、流しのバンドなどがひっきりなしに回ってき
ます。新聞、ジュース、果物、おもちゃ、文房具、懐中電灯、
バケツ、ハンガー、etc.、およそ車内で買う必要がなさそうな
ものまで売りに来て、市場のようです。路線図もアナウンスも
ほとんどなく、駅の看板も見えにくいため、どこに着いたのか、
わからないことが多々あります。ちょっと工夫すれば、わかり
やすくなるのに・・・。イライラもしますが、私のほうが
ちょっと工夫して、親切そうな女性に話しかけ、目的地に着い
たら教えてもらえるようにしています。

先日、ジャカルタからボゴール行きの急行に乗りました(正し
くは、乗るつもりでした)。時間どおりには来ないだろうと高
をくくっていましたが、ホームにあがると、エコノミーよりも
小綺麗な急行らしき電車が出発しようとしていたので、飛び乗
りました。車内で女性にボゴールに行くか、尋ねたところ、
「これ、行かないわよ。急いで車掌さんのところに行きなさい。
先頭車両よ!」

慌てて先頭車両に向かい、職員らしき人に事情を話すと、運転
手席に招き入れられました。狭い運転手席には制服を着たおじ
さんたちが4~5人集っています。
「なんで間違ったの?」「どこから来たの?」「コーヒーでも、
飲む?」おじさんたちの雑談にしばし加わることになりました。

「次の駅で停まってあげるから、あっちのホームに渡って乗り
なおしな。」駅が近づきはじめたとき、運転していた男性がこ
う教えてくれました。乗客用ドアは開けられないけれど、運転
手席のドアからであれば、降りていい、ということだったよう
です。わざわざ停まって降ろしてくれることに感謝する反面、
これでは電車が時間どおりに動かないのも当然だよなぁ、と改
めて納得しました。

システムにそって物事がきちんと進んでいく日本と、なんでも
ありのインドネシア。イライラすることはあっても後者に人間
味を感じることが最近多くなったように感じます。これって、
私が徐々にインドネシア化してきたということでしょうか・・・?

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このメールマガジンのバックナンバーは、こちらのページから
ご覧いただけます。
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/mm/mm_list.html

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■メルマガ写真館II ~フィールドで出会う~
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「ヒョウタン」
................. 吉川久美子(アフリカ地域研究専攻)

「こんな風にして水やミルクを運ぶのよ。」
ある日、近所の女性がやってきて、牛の皮のロープで大きな
ヒョウタン2つを巧みに固定して見せてくれました・・・
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/mm/2010_02.html
(写真とエッセイの続きは上記HPでご覧いただけます)

↓「メルマガ写真館」バックナンバー
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/mm/mm_phots.html

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■大学院教育改革支援プログラム:
研究と実務を架橋するフィールドスクール情報
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■カメルーン・フィールドスクール講義
......演習サマリーの更新
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/reports/
2009Cameroon.html

■院生発案共同研究
□アジアにおけるシャーマニズムの諸相
......研究報告会情報
日 時:2010年3月5日(金)
場 所:チェンマイ大学社会科学部 4号館
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/reports/
2009joint_shamanism.html

□アジア・アフリカにおけるマイノリティの諸相
......報告書ページに写真を追加
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/reports/
2009joint_minority.html

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お知らせ
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■退職記念講義

アジア・アフリカ地域研究研究科 平松幸三教授・市川光雄教授、
地域研究統合情報センター 田中耕司教授

日 時:2010年3月12日(金)13:00~17:00
場 所:稲盛財団記念館3階大会議室
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/news/news.html#d0312

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■京都大学 G-COE プログラム
:生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点HP掲載情報
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■若手研究者養成
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□次世代イニシアティブ成果報告(2009年)

◆「被災地に生きる選択-生存基盤の確保と地域防災対策をめぐる研究」
....浜元聡子 (CSEAS 研究員)

申請者は過去3年間にわたり、屋敷林の復元とともにある震災
からの社会的復興という視点から、中部ジャワ地震の被災地村
落(ジョグジャカルタ特別州バントゥル県南西部)での調査
に従事してきた・・・
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php/
2009_jr_hamamoto_j

◆"The Ecological Characteristic of Peatland Ecosystem in Giam
Siak Kecil -Bukit Batu Biosphere Reserve, in Riau Province,
Sumatra, Indonesia"
....Haris Gunawan (ASAFAS 博士課程)

The Giam Siak Kecil-Bukit Batu landscape was officially
declared as Riau's Biosphere Reserve in 2009, which totally
area is 698.663 ha.
This Biosphere representing tropical peat swamp forest・・・
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php/
2009_jr_haris_j

>>次世代研究イニシアティブ・研究助成リスト(2009年度)
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php/
2009_jr_list

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■大学院教育
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□GCOE大学院派遣報告(2009年)
◆"A Study of a Local Religious Institution among the
Sidama of Southern Ethiopia"
....Dilu Shaleka (アフリカ地域研究専攻)

The study seeks to examine development and current state
of a traditional religious institution, among the Sidama
of southern Ethiopia. Past research into such・・・
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php/
2009_fs_dilu_j

>>大学院派遣者報告リスト(2009年度)
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php/
2009list

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■2月開催の研究会※研究会活動の記録掲載をすすめています。
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■パラダイム研究会
[2010-02-15][第25回研究会](G-COEパラダイム研究会)
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php/
20090410143337505

■イニシアティブ1
[2010-02-06]"Conflicts, State-building, and Civil Society
in the Muslim societies"
[G-COE/KIAS/TUFS国際ワークショップ]
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/en/
article.php?story=20100129140853377

[2010-02-22]「『タイ経済と鉄道』からインドシナ交通論へ」
[アジアの政治・経済・歴史」 研究会]
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php/
20100113105012703

■イニシアティブ2
[2010-02-17]"The Alternative value of Traditional Agriculture
for Education, Research and Development"[ラオスFS国際ワークショップ]
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php/20100217

■イニシアティブ3
[2010-02-04]"International Symposium on the Giam Siak-Bukit
Batu Biosphere Reserve of Riau, Indonesia"
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php/
2010010615015219

■国際集会・国際シンポジウム
[2010-02-03]"60 YEARS OF INDIAN INDEPENDENCE: Promoting Regional and
Human Security"
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php/
20100203_indas

[2010-02-01]"Area Informatics ―New Horizon for Area Studies"
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/en/article.php/
20100206-7

[2010-02-26]"Asian Connections: Constructing a Southeast Asian
Model for Co-existence of Multiple Civilizations in the Global Era"
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/en/article.php/2
01002_00

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■セミナー情報 3月のおもな地域研究関連の研究会情報
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[2010-03-01]「定量データ分析」[「CIAS談話会」合同研究会]
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php/
20100301

[2010-03-02]「南アジア周縁地域の開発と環境保全のための当事
者参加による 社会的ソフトウェア研究」
[世界を対象としたニーズ対応型地域研究推進事業]
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php/
20100302

[2010-03-04][平成21年度第2回 次世代の地域研究]
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php/
20100304

[2010-03-11]「アボリジニ・アートの起原―工芸のグローバライゼーション
と芸術」[京都人類学研究会3月例会]
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php/
20100311

[2010-03-13]「コンゴ盆地森林居住民の文化と現代的課題」
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php/
20100313

[2010-03-15]「アフリカ牧畜社会における生存基盤の安定化と
持続的な発展:在来知と科学 技術の融合による新たな可能性を探る」
(国際集会・国際シンポジウム)
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php/
2009091513402628

◆カレンダーからその他セミナー情報が閲覧できます。
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/calendar/index.php
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◆編集子より◆
2月に入り、バンクーバー・オリンピックでの選手の活躍がテレビや
新聞の紙面をにぎわせています。日本人選手の活躍も気になりますが、
先日、エチオピアから1人だけオリンピックに参加している選手がい
るという記事をみかけました。テクレマリアム選手といって、北海道
でスキーのインストラクターをされているそうです。出場する選手が
1人というところは、参加全82カ国のうち18カ国だそうです。
ASAFASの学生がフィールドワークしているところでは、ガーナ、
ケニヤ、セネガル、パキスタンなどの名前もあがっていました。一番
参加者の多いところはアメリカで215人、ちなみに日本は94人の
参加だそうです。選手の方々の健闘をお祈りします。

>オリンピックに1人だけ出場している国の一覧
http://www.alphalabel.net/life/
one-athletes-country-at-vancouver-olympic.html

>下記サイトで出場選手を検索できます
http://www.vancouver2010.com/olympic-athletes/
(MK)
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◆このメールマガジンは、JSPS大学院教育改革支援プログラム「研究と実務
を架橋するフィールドスクール:社会に貢献するアジア・アフリカ地域専門
家の養成」実行委員会がASAFASフィールドワーク・インターンシップ支援
室より発行しています。

◆感想やご質問をお気軽にお寄せください。掲載希望の記事や
研究会の案内なども受け付けています。
宛先:areainfom@areainfo.asafas.kyoto-u.ac.jp

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編集/発行:
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科(ASAFAS)
ASAFASフィールドワーク・インターンシップ支援室
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協力:
京都大学 G-COEプログラム:生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
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