アジア・アフリカ地域研究情報マガジン:写真館バックナンバー

メールマガジンバックナンバー第77号

■■■■■ November 2009 第77号 <改革プロ・メルマガ第12号>■■■■■
アジア・アフリカ地域研究情報マガジン
Integrated Area Studies INFOrmation Magazine(IAS-INFOM)
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/index.html
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___________今月号の目次_________________

□「若い人とのフィールドワーク」..............フィールド便り
□「見放された木材」........................メルマガ写真館II
□大学院教育改革支援プログラム情報
...........第1回 ASAFAS Graduate Student Conference、写真展
□お知らせ........「アフリカ研究最前線:解る・アフリカ」講座
□GCOE情報................................研究会情報など
□セミナー情報
□編集子より
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■フィールド便り 第12便
~みる・きく・ふれる:アジアとアフリカのフィールドから~
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「若い人とのフィールドワーク」................山田勇

若い人と東南アジアを歩くのは実に楽しい、と思ったのは、
定年前に、京大初の海外研修で15人の学生達とタイへ2
週間いった時の素直な印象でした。その想い出のよさから、
今回のインドネシア・フィールドスクールも6人の院生達
と西ジャワへいくというのでホイホイとのって、また実に
楽しい時を過ごすことができました。さらに自分の学生時
代の想い出の地であるウジュンクロンにいくというおまけ
もつきました。

海外調査で動いている時は、若い人には目もくれず、次々
とでてくる新しい体験に対処するため、忙しく過ごします
が、若い人といくと、若い人の目を通して新しい世界をみ
るという、ふだんできない体験ができます。フィールド便
り第10便(メルマガ第75号)で岡本先生がすでに書い
ているように、一日ホストファミリーの家にとまり、24
時間でみききした印象は実に新鮮でした。しかし、最終報
告会になると、残念ながら、その新鮮さは変に脚色された
りして、ふつう色になってしまいます。

フィールドへ出た時のもっとも輝かしい印象を、色あせる
ことなく、報告書にまで仕上げるにはどうしたらいいので
しょうか。

どんな世界でも「型に入って型を出る」のが必要です。
所与の粋組世界と、自己のみがもつ個性との戦いの中で、
常に忘れてはいけないのは、たとえいかに稚拙であろうと
も、自分がつかんだらしき本物を、あくまでも大切にし、
それを生かすことを考え、実行に移すことでしょう。

それをさせる背景には自分をここまで育ててくれた多くの
人々がいます。フィールドワークはとりわけ、草の根の
人々がいなければなりたちません。フィールドワークで
あった人々の目線の先にいる自分を意識して考え行動する
ことがひとつの解決法かもしれません。さらにいえば、
さまざまな目線を通してみることで、フィールドワークが
さらに深化することもたしかでしょう。果てしなくおもし
ろいのがフィールドワークの世界です。

おまけとして、秋の京都を半日歩き、寺町・室町・西陣の
店・家・道・寺・神社などをみました。京都は海外フィー
ルドワークのトレーニングの場として、実に奥深いモノを
もっています。川端からフラリと出て、鴨川をゆくもよし、
北山まで足をのばすもよし、フィールドはどこにでもころ
がっています。

>>11月2日の京都半日歩きの写真はこちら
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/mm/img/2009Nov_yamada.jpg
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このメールマガジンのバックナンバーは、こちらのページから
ご覧いただけます。
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/mm/mm_list.html

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■メルマガ写真館II ~フィールドで出会う~
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「見放された木材」
................. 鈴木遥(東南アジア地域研究専攻)

この写真は、インドネシア東カリマンタン州の内陸に広がる畑で、
農家のダリアントさんがトウモロコシの出来具合を確認している
様子を撮影したものです・・・
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/mm/2009_11.html
(写真とエッセイの続きは上記HPでご覧いただけます)

↓「メルマガ写真館」バックナンバー
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/mm/mm_phots.html

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■大学院教育改革支援プログラム:
研究と実務を架橋するフィールドスクール情報
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◆第1回 ASAFAS Graduate Student Conference
(「大学院教育改革支援プログラム・院生発案共同研究報告会」)

日 時:2009年12月2日(水) 13:30~
場 所:京都大学稲盛財団記念館3F大会議室

詳細情報>>
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/reports/
2009conference.html
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◆京大サロン 写真展
「惹かれる 見つめる ともに歩く -アジア・アフリカ 
フィールドワークの現在-」

日 時:2009年12月1日(火)~18日(金)
9:00~21:00
場 所:百周年時計台記念館1F 京大サロン

詳細情報>>
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/reports/
2009salon.html

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お知らせ
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■2009年10月17日(土)から、京の府民大学・京都大学
アフリカ地域研究資料センター5回連続公開講座「アフリカ研
究最前線:解る・アフリカ」が始まりました。ASAFASの
若手研究者も講師として、アフリカの今をわかりやすく伝えます。
お誘い合わせの上、是非ご参加下さい。

第3回「アフリカ研究最前線:解る・アフリカ」講座

「『創る』~アフリカの人びとが創りだす美と技の世界」

日 時:2009年12月19日(土)15:00~17:00
場 所:京都大学稲盛財団記念館中会議室

スピーカー:Bell Tarsitani、中村香子、金子守恵

http://jambo.africa.kyoto-u.ac.jp/~front-a/
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■附属現代インド研究センター (INDAS)のウェブサイトが
公開されました。
http://www.indas.asafas.kyoto-u.ac.jp/

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■京都大学 G-COE プログラム
:生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点HP掲載情報
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第3回GCOE国際シンポジウム
「現代社会における「自然」概念を問う:
文理融合的フィールド科学からのアプローチ」
"Changing Nature of Nature:
New Perspectives from Transdisciplinary Field Science"

日 時:2009年12月15日(火)~17日(木)
場 所:京都大学 東南アジア研究所 稲盛財団記念館
大会議室 333室
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php?
story=20090924163300648

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■11月開催の研究会※研究会活動の記録掲載をすすめています。
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■G-COEパラダイム研究会
[2009-11-09]「地域に根差した持続型発展」[第23回研究会]
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php?
story=20091109_para

■イニシアティブ1 研究会
[2009-11-01] [アジア農村社会構造の比較研究:第2回研究会]
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php?
story=20091101

■イニシアティブ2 研究会
[2009-11-09]「日本の里山と外来植物」
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php?
story=20091109_02
[2009-11-16]「木炭の多目的利用」
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php?
story=20091111120043273

■イニシアティブ4 研究会
[2009-11-20]「国際退職移住とロングステイツーリズム」
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php?
story=20091120_ini4
[2009-11-06] Cori Hayden(著)When Nature Goes Public:
The Making and Unmaking of Bioprospecting in Mexico
(Princeton UP, 2003)
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php?
story=20091106

■若手養成・研究部会 研究会
[2009-11-27]「実践的地域防災教育研究会『被災地に関わる
災害研究とは』」
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php?
story=20091127_waka

■国際集会・国際シンポジウムなど
[2009-11-06]"A Roundtable on Communities and Cultural
Heritage Centers in East Africa"[International Workshop]
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/en/
article.php/20100213-14

[2009-11-25] "Islamic Economics Workshop on Regional and
Historical Diversities of Islamic Finance"
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php?
story=20091125_02

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■セミナー情報 12月のおもな地域研究関連の研究会情報
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[2009-12-02]「マカッサルの安産儀礼と出産の近代化」
[第5回バランロンポ研究会]
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php?
story=20091202

[2009-12-04]「日本の山村・海村における文化的景観の特色と
その保全の課題 を考える-瀬戸内海の離島と長野県中山間地を
事例として-」[東南アジアの自然と農業研究会 第143回定例
会・限界地の生存研究会 共催研究会]
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php?story=20091204

[2009-12-05]人間文化研究機構プログラム「現代インド地域研究」
2009年度全体集会
http://www.indas.asafas.kyoto-u.ac.jp/article.php?story=20091205_ja

[2009-12-12][東南アジア学会関西地区12月例会]
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php?story=20091212

[2009-12-13]"Human and Environment in Contemporary India:
Comparative Historical Perspectives"
[第1回 現代インド地域研究  国際ワークショップ]
http://www.indas.asafas.kyoto-u.ac.jp/article.php?story=20091213_ja

[2009-12-15] 現代社会における「自然」概念を問う:文理融合
的フィールド科学からのアプローチ [第3回GCOE国際シンポジウム]
(国際集会・国際シンポジウム)
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php?
story=20090924163300648

[2009-12-19]「イスラーム法とテクノロジー」[京都大学イスラーム
地域研究センター第3回]
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php?
story=20091219

◆カレンダーからその他セミナー情報が閲覧できます。
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/calendar/
index.php
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◆編集子より◆
12月には、ASAFAS大学院教育改革支援プログラムの2008年度
院生発案共同研究に関連するイベントが2つ開かれます。まずは、
共同研究のメンバーによる写真展「惹かれる 見つめる ともに歩く
─アジア・アフリカ フィールドワークの現在」が12月1~18日
に京大サロン(百周年時計台記念館1階)で開かれます。フィールド
ワーク中に出会った人や場面を、生活をともにする人の視点からとら
える作品が並びます。もう一つは、12月2日に稲盛財団記念館大会
議室で開かれる「第1回Graduate Student Conference」。初年度共同
研究メンバーは既に海外で研究成果の報告会を開き、それぞれ好評を
得ています。それらの報告会を今回まとめてASAFAS内で報告してもら
おうという企画です。どんな共同研究の成果が出たのか、あるいは出
そうなのか、お楽しみに。どちらも入場無料、どなたさまも歓迎です。
(NH)

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◆このメールマガジンは、JSPS大学院教育改革支援プログラム「研究と実務
を架橋するフィールドスクール:社会に貢献するアジア・アフリカ地域専門
家の養成」実行委員会がASAFASフィールドワーク・インターンシップ支援
室より発行しています。

◆感想やご質問をお気軽にお寄せください。掲載希望の記事や
研究会の案内なども受け付けています。
宛先:areainfom@areainfo.asafas.kyoto-u.ac.jp

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編集/発行:
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科(ASAFAS)
ASAFASフィールドワーク・インターンシップ支援室
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協力:
京都大学 G-COEプログラム:生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
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