アジア・アフリカ地域研究情報マガジン:写真館バックナンバー

メールマガジンバックナンバー第70号

■■■■■ April 2009 第70号 <改革プロ・メルマガ第5号>■■■■■
 アジア・アフリカ地域研究情報マガジン
 Integrated Area Studies INFOrmation Magazine(IAS-INFOM)
 http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/index.html
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___________今月号の目次_________________

□「ネパールでのフィールドワーク」...フィールド便り
□「ナマステ」.....................メルマガ写真館II
□大学院教育改革支援プログラム情報
□お知らせ
□GCOE情報.........ニューズレター、派遣報告など
□セミナー情報
□編集子より
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■フィールド便り 第5便
~みる・きく・ふれる:アジアとアフリカのフィールドから~
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「ネパールでのフィールドワーク」....................藤倉達郎

先日9日間の「ネパール・フィールドスクール」を開催しました。
参加した15名の大学院生のほとんどにとってはじめてのネパール
でした。ネパールの人たちの人あたりのよさ、親切さ、ふところの
深さに触れて、多くの学生が「この国でほんの2、3年前まで内戦
がおこなわれていたなんて信じられない」と言いました。

ネパール共産党(毛派)とネパール政府の間の戦いは1996年に
はじまり、2006年に終結しました。考えてみるとぼくが大学院
生としてネパールでフィールドワークをしていたのはすべて「戦争
中」だったのです。比較的激しい戦いが行われた西ネパールに住ん
でいたぼくは、毛派からも政府側からも一度も脅迫されませんでし
た。「遠い国から来て勉強をしている学生」であるぼくを周りの人
たちはいつも大切にあつかってくれたし、治安部隊も毛派もどの政
党のひとたちも、ぼくが村に住んでいることに文句を言いませんで
した。

10年間の戦争で一万人以上のネパール人が亡くなりました。この
戦争がなぜ起こったのか、そしてなぜ和平が可能だったのか、政治
学や経済学や社会学の視点からいろいろな分析が行われています。
しかし内戦や戦後の混乱のもとで生き延のびる人々の知恵は、文書
や統計資料の分析だけからではわかりません。その人たちと一緒に
歩き、田畑でとも働き、ともに飲み食いをしながら、この人たちの
生活を可能にしているものを少しずつ学んでいく。そのようなフィー
ルドワークの基本を、フィールドスクールを行うことを通して、あ
らためて思い起こしました。

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このメールマガジンのバックナンバーは、こちらのページから
ご覧いただけます。
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/mm/mm_list.html

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■メルマガ写真館II ~フィールドで出会う~
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「ナマステ」
  ................. 田中利和(アフリカ地域研究専攻)

これは私がネパールフィールドスクールで訪れたピンタリ村で
の光景です。はじめておとずれる調査地、その土地の言葉も
理解できず・・・・
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/mm/2009_04.html
(写真とエッセイの続きは上記HPでご覧いただけます)

↓「メルマガ写真館」バックナンバー
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■大学院教育改革支援プログラム:研究と実務を架橋するフィー
ルドスクール情報
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◆平成21年度の改革プログラム各事業の募集要項と申請書様式の掲載
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/

◆プログラム実施報告(2008年度)プログラム
(ベトナム/エチオピア)の掲載
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/reports/2008schedule.html

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[お知らせ]
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■京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科グローバル
地域研究専攻サイト
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/global/top.html
2009年4月1日、グローバル地域研究専攻が設置されました。
3つの講座で、グローバルな視点を加えた、アジア、アフリカの
地域研究を展開していきます。

■京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科
オープンキャンパス
日 時:2009年5月20日(水)  13:00~18:00時頃
会 場:京都大学 稲盛財団記念館3階 大会議室
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/for_test-takers/opencampus2009.html

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■京都大学 G-COE プログラム
:生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点HP掲載情報
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◆ニューズレター 第3号 掲載
Featuring G-COE Young Scholars’ Summer Activities 
特集-若手の夏-
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php?story=newsletter_3

>>ニューズレターページ
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
staticpages/index.php/newsletter

◆連携国際研究集会:報告の追加
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php?story=IS_2008

◆連携国際研究集会:プロシーディングの追加
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
mediagallery/album.php?aid=23&page=1

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■大学院教育(フィールド・ステーション)
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□大学院生の派遣報告

◆“Land Tenure Systems of Rice based Farming Systems
 in Chittagong Hill Tract, Bangladesh”
.........CHAKMA Shishir Swapan(ASAFAS 東南アジア地域研究専攻)

Rice-based farming systems are significantly important
for providing food security for the ethnic communities
of the Chittagong Hill Tracts (CHT) of Bangladesh・・・
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php?story=2008_fs_CHAKMA_e

◆「ケニア、ナイロビ国立公園およびその周辺地域における
ヒョウ(Panthera pardus)と人の関係」
..........山根裕美(ASAFAS アフリカ地域研究専攻)

ケニアにおける野生生物保護は西洋から持ち込まれた概念
であったが、1977年ケニア国内での狩猟が全面的に禁
止されるなど、野生生物を貴重な自然資源として・・・
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php?story=2008_fs_yamane_j

◆「南インド半乾燥地帯溜池灌漑農村における自治組織の機能の調査」
..........佐藤慶子(ASAFAS 東南アジア地域研究専攻)

今回の調査で明らかになった事は、1)自治組織の活動内容
および財政構造、2)グラムパンチャヤートの活動内容およ
び財政構造、3)土地税徴税担当官(VAO)の活動内容・・・
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php?story=2008_fs_satok_j

>>大学院生報告リスト
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/article.php/2008list

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■成果公開
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◆ワーキングペーパ:34号~77号の掲載
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php?story=WorkingPaperList

◆出版物の掲載をはじめました
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
mediagallery/album.php?aid=69&page=1

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■セミナー情報 5月のおもな地域研究関連の研究会情報
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[2009-05-09] 「サイゴン政権下ベトナムの土地政策と山地民」
[東南アジア学会関西例会]
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php/20090509

[2009-05-11] 「アジアの政治・経済・歴史」
(イニシアティブ1 研究会)
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php?story=20090423135943832

[2009-05-13] 「学術研究における映像実践の最前線」
[映像実践セミナー]
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php/20090513

[2009-05-16]「アジア,アフリカにおける地球と生命の共進化」
[『仮想地球』研究会]
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php/20090516

[2009-05-18]「都市と環境再生(仮)」[第18回研究会]
(G-COEパラダイム研究会)
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php?story=20090410141650702

[2009-05-22]「名づけの文化政治学」
[東南アジアの社会と文化研究会]
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/
article.php?story=20090522

◆カレンダーからその他セミナー情報が閲覧できます。
http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/calendar/index.php

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◆編集子より◆新年度がはじまりました!今年度もまた、さまざまな
プログラムが目白押しです。5月中下旬には、研究発信トレーニング
の一環で英文プロポーザル執筆についての説明会&相談会、6月下旬
には外国人審査員をお招きして英語による研究発表会を開催予定です。
さらに、今年度のフィールドスクールは、8月上旬にインドネシアで、
8月下旬~9月上旬にカメルーンで開催されることが決まりました。
今年度も、楽しく充実したプログラムを実施できるようにつとめてい
きたいと思いますので、院生のみなさんからの多数の応募をお待ちし
ています!(KM)
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◆このメールマガジンは、JSPS大学院教育改革支援プログラム「研究と実務
を架橋するフィールドスクール:社会に貢献するアジア・アフリカ地域専門
家の養成」実行委員会がASAFASフィールドワーク・インターンシップ支援
室より発行しています。

◆感想やご質問をお気軽にお寄せください。掲載希望の記事や
研究会の案内なども受け付けています。
宛先:areainfom@areainfo.asafas.kyoto-u.ac.jp

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編集/発行:
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科(ASAFAS)
ASAFASフィールドワーク・インターンシップ支援室
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協力:
京都大学 G-COEプログラム:生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点
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