第210回 「メルマガ写真館」
第210回 「メルマガ写真館」
「夜のカニ捕り」
岡野美桜(東南アジア地域研究専攻)
パラオ南西部に位置するサンゴ礁の島、アンガウル島に滞在した時の話です。アンガウル島では日本語が公用語の1つとして定められていたり、太平洋戦争において激戦地であったりと、日本との繋がりが強い場所です。
滞在中、19時頃になるといつも、カニ捕りに行くかと声をかけてもらいました。捕まえた陸ガニ(オカガニ類)は蒸して食べたり、ウカエブ(カニのほぐし身をココナッツミルクで煮て作るパラオの伝統料理)に加工して売るなどしていました。暗闇の中、クルマのヘッドライトと手持ちの懐中電灯で照らしながら、道を横切る陸ガニを見つけては立ち止まり、宝探しのようで楽しかったです。1~2時間後、バケツいっぱいの陸ガニと共に帰路に就くのですが、飛行場の開けた空に輝く星々がとても美しく、その光景が忘れられません。
写真1:アンガウル島の陸ガニ
写真2:パラオ都市部のレストランまで運ばれて売られるウカエブ
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