第189回 「メルマガ写真館」
第189回「メルマガ写真館」
「天草からの直送便」
齊藤滉平(東南アジア地域研究専攻)
ここは熊本県天草市にあるクルマエビの養殖場。今日は年末の繁忙期。
エビの朝はなんと言っても早いのです。
朝7時。すでに水揚げされたエビが加工場に運ばれてきました。
養殖場のスタッフはもちろん、関係会社の社員さん、地元の高校生や子どもたちまで集まって、出荷作業の始まりです。
まずは、選別。
水揚げされたエビの色や形、触覚を頼りに
活きエビとして出荷できるのか否かを判断し、次々に仕分けていきます。
冬の水は冷たいのなんの、エビの殻はとげとげしてるのなんの。
そんなことには負けずに次から次に水揚げされるエビを選別します。
次は、箱詰め。
エビたちも少し起きてきたせいか、はたまた天草の大自然で育ったせいか、
そんなにじっとしててはくれません。
慎重に、慎重に、おがくずで寝床をつくるも
その尻尾の一振りで、またベッドメイキングが必要。
ふうふう言いながら、一匹一匹丁寧に箱詰めをします。
こうしてできあがった活きエビたちは、今日も一人一人の食卓へと
海越え山越え、届けられるのです。
天草からの直送便、今日もいただきますをありがとう。
写真1:養殖場のクルマエビ
写真2:天草の滞在地からの風景
(上記メルマガ写真館に関する写真は次のFacebookでご覧ください。)
https://www.facebook.com/asian.african.area.studies/posts/4974447549268224