第159回「メルマガ写真館」
「ジプニードライバーの集会」
西尾 善太（東南アジア地域研究専攻）

庶民の足として戦後から現在まで走り続けている小型路線バス（ジプニー）。現在、マニラ首都圏ではジプニーの廃止計画が進められ、それに対してドライバーたちは反対運動を行なっている。小規模自営業者であるジプニーのドライバーにとって廃止は死活問題である。一方で、都市生活者も日々の渋滞によって様々な悪影響を受けている。そのため、マニラ首都圏の交通の未来は、都市において「公共」サービスのあり方を示す重要な指標となっている。